2024年2月23日
避けられない天災とはどの程度あるのだろうか?
避けられない天災について考えてみると、かなり限られているように思われます。人類はこれまでより良い生活を求め様々なアクションを取ってきたため、私たちの生活レベルはとても向上していますが、それに伴って災害を受けるリスクも増加しています。こうしたリスクを考慮した防御策を事前に講じると共に、その根本原因にも注視し、このリスクをできる限り低減していく必要があるように思います。
『地球も一つの惑星なので、太陽や他の惑星等の影響を受ける。この関係において地球に変化が起きればそれは純粋に天災にあたるだろう。但し、例えば、台風、地震、干ばつ、洪水、噴火、森林火災に関する災害について考えてみると、ほんとうに天災と言い切れるものは、かなり少ないのではないかと思われる。人類が地球温暖化を招いた結果、台風や干ばつや洪水などの発生頻度が増加し、また被害の大きさも増大している。地震や噴火についても起こる頻度は変わらなくても、その被害は人類がこれまで限られた空間内に建ててきた建築物の影響で、拡大しているのが現状であるように思われる。もう少し詳しく見ていくと、台風の発達には海水温が、また高波には防波堤という人工物が、そして都市部の大被害には人口密集がそれぞれ関係している。』
『このため、天災というよりは人災と分類した方が適切なものが大半を占めるのではないかと思うのである。際限のない人類の要求に伴う活動が自然界の摂理に逆らったため、その被害の拡大に結び付いているようにも思える。』
『人災についてはその原因を詳細に分析し、被害を最小限に抑えさらにこれを防ぐため、自然とのバランスをどのように回復させることができるかについて検討する必要がある。また、どのような行為も、今後は事前に環境アセスメントを十分に行った上で、アクションを定める必要があるとも思う。基本的にできる限り自然界に悪影響を与えないような配慮が常に必要であるとも言えよう。』
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