2024年3月17日
今のままであると地球や世界はどうなってしまうのか?(3)
地球温暖化がある一線を超えてしまうと、動植物の半分が絶滅の危機に陥るばかり、人類の生命にも危機が訪れることは免れないと言わざるを得ない状況になります。このため、私たちは平均気温を、まもなく到達しそうな1.5℃上昇までに、どうしても抑えこまなければならないのです。
『ここに重要な分岐点(臨界点)が想定されており、これを超えれば引き返すことができなくなり、今世紀末には平均気温が4度も上昇する可能性まで示唆されている。4度上昇すると何が起こるのか?動植物の半分が絶滅の危機に陥るばかりでなく、水不足、農作物の減産、海産物の激減、干ばつ、森林火災、海面上昇により人々の生活ばかりでなく生命にも危機が及ぶ。アマゾンの森林破壊などはさらなる温暖化に拍車をかけ、その後地球が壊滅的な状態に陥ることは避けられない。現時点ではCOP26(グラスゴー)で合意されたパリ協定での目標値、1.5℃上昇を、守らなければならない臨界点として考えるべきであろう。どれだけ早く私たちがカーボンニュートラルを達成できるかで、これからのシナリオは大きく変わる。この不可逆な状態に陥る前に何としても食い止めないと、希望のある未来が間違いなく見えなくなるだろう。』
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