2024年3月13日

人類がこれまで引き起こしてしまったこととは何か?

産業革命は人々の暮らしを豊かにしましたが、一方で、自然環境に悪影響を与えたことが分かります。人類は、今、ほんとうに大切なものは何か、冷静に問い直し、その中で自分がどのような価値観をもって生きているか、生きていくか、あらためて考えていく必要があるように思います。

産業革命が工業化を促進し、人々の暮らしを格段に便利に変えた。とても素晴らしいことであった半面、空気中の二酸化炭素濃度の上昇や公害など、目に見える自然環境破壊が始まったのもこの頃からであったと思われる。これを発端に様々な技術革新が進んで、生活は一変した。さらに益々進んだ技術は多くの効用をもたらしたが、一方、そうした技術を駆使した競争は産業界に留まらず、大量破壊兵器を用いた大規模な戦争といった、これまで考えもしなかったような「悪」も結果的に生み出してしまった。急激な技術革新が起こったために、正しいことと間違ったことのきちんとした線引きや、環境影響評価といったリスクアセスメントを前もってきちんと実施できなかったところに、大きな問題が内在していたように思われる。人類は一般的に新しい物好きで、その背景に潜むリスクや問題に対する感覚が鈍いのではないかと思われる。

人類にとってほんとうに大切なものは何か今一度冷静に問い直し、その中で自分がどのような価値観をもって生きているか、生きていくか、あらためて考える必要があるのではないかと思う。

これからに向け人々の生きる目的を展望してみたい(1)

これまで見てきた現代に生きる人々の内面において、生活は便利になったものの、人と人とのつながりや人と自然とのつながりにおいて、何か大切なものを置き忘れていないかと気になりました。人々がほんとうに幸せであるためには、心を弾ませられるような環境を維持できるようにしていくことが大切なように思います。

『人々の心も必ずしも満たされているとはいえないように映る。技術の発展に沿って人々の暮らしは格段に便利になった一方で、私にはどこかに大切なものを置き忘れてきているのではないかとも思えてならない。ただ、大切なものをしっかりと掴むことができれば、これまで進歩してきたものを活用し、より豊かに生きることができるのではないだろうかとも思う。人々の生きる目的とは人それぞれ違うとは思うが、それでも何かを見つけ熱中したり、目標を目指したり、愛情を育んだり、美しい自然や芸術や人々との触れ合いに感動したり、端的に言えば心を弾ませることのように思う。何となく漂う最近の失速感を拭い大切なものを再発見し、一人ひとりが生き生きと人生を過ごしていってほしい。私としては、大切な人や自然環境を着実に守っていくことが、自らの人生の目的である。』

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