2024年4月20日

空気を汚染から守るためには（3）

環境汚染は、生物たちだけでなく、私たちにも悪影響を及ぼすことを記載させていただきました。人類を含む生物たちが安心して暮らせる地球を取り戻していくことが、「今」私たちに求められていると思います。不可逆的な変化に陥る前に、何としても実行していかなければならないのです。

『また、局地的に汚染された空気はその場では希釈されるが、着実に拡散して広がっていく。強力な放射能が漏れれば、その周辺では生物は死滅してしまう。また、PM2.5などが空気中に放出されれば、国境を越えて他国へも汚染は広がる。さらに、フロンガスを拡散させてしまえば、地球上の生物を有害な紫外線から守るオゾン層を破壊してしまう。このように汚染物質は必ずしもその地域に留まらず、国外、地球上に広まり、生物圏に甚大な被害を及ぼす可能性があるのである。このため、一人ひとりがこうした危険性を十分理解し、国や地域レベルで有害物質の規制基準を着実に守っていく必要がある。このため、必要な教育や意識改革、そして政策転換が求められるのではないかと思う。』