2024年4月12日

温室効果ガスの放出防止に向けてのアプローチは?

私たちはまだ今なら、気温上昇を本気になれば抑え込むことが可能と期待していますが、まだ残念ながら大多数の人々が危機感を感じるまでには至っていないためか、足並みが揃わず、超えてはならない臨界点に近づいているように懸念しています。気が付いた時に手遅れとなり、地球上の生命の滅亡の未来を招くことをどうしても阻止したいので、皆さんと共に一丸となって、この課題に取り組んでいきたいと思います。

『工業化が進み、便利な生活を目指して世界が変化していくと、その当時の電力資源であった石炭や石油などが燃焼され、その結果、次第に大気中の二酸化炭素濃度が上昇していった。現在、電気自動車なども少しずつ普及し始めてきているが、その電力の産出にも未だに主として化石燃料が燃焼され、二酸化炭素が放出され続けている。私たちはまだ今なら気温上昇を本気になれば抑え込むことが可能であると期待できるが、これまでのところ必ずしも足並みが揃っていない。このリスクはすでに多くの人々に認知されているが、まだ残念ながら大多数の人々が、危機感を感じるまでには至っていないのが現状であるように危惧している。しかし、第4章で記載したように、現実的には気温上昇の臨界点はすぐ近くに迫り、今にも超えそうなところにあるのである。実際、大規模な氷の溶解、熱帯雨林の消失、サンゴ礁の死滅化、地球温暖化に拍車をかける潜在的なメタンガスの放出などが大きな問題として指摘されてきている。一日も早く人類が纏まり、共通の目標に向け積極的にアクションを取っていかないと手遅れとなり、やがて地球上の生命の滅亡の未来に向かってしまう公算が高いのである。明日の地球を守りたい。地球とそこに生きる大切な生物たちを、人々と共に守るために私たちに何ができるかを考え、これからその課題に一丸となって対応していく以外に道はないだろう。

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