2024年2月8日
有害廃棄物の越境移動
有害廃棄物であるか否かという視点で物質を評価していくことは重要ですが、一度有害であると判明したり、類似な化合物に毒性が確認できたら、こうした物質を生産しない、または無毒化処理を行って廃棄することが必要です。また私たち人類は、生物たちに守られて生きていけるのですから、生物を守る必要があるとの自覚をもって行動すること(つまり有害物質を自然界に廃棄しないこと)が求められると言えます。
『そもそも有害廃棄物を生み出すことは、自然界の脅威となる。人類の利便性のために無毒化せず自然界に廃棄してよいものなどはない。廃棄物は無害化、無毒化して廃棄するのが当然のことであることは言うまでもない。むしろ無害化、無毒化できる道筋がたってからはじめて生産しても良いという図式で考えないと、思わぬ問題を引き起こす可能性が残る。』
『また、無毒化についても対象は人類だけでなく、生物界全体に対しての無毒化でなければならないと私は思う。生命を守るために美しい地球を守っていく必要がある。これは生物界で食物連鎖の頂点にいる人類の責任であると思う。』
『もし脅威となるものが万が一できてしまった場合でも、自国でなく他国に流してしまえば問題ないという考え方(逆に自国内であれば問題ないという考え方も含め)も間違っている。地球(および宇宙)に害を残せば、それがどこかで何かに悪影響を及ぼす可能性は高いのだ。人類だけでなく人類を支えてくれている多くの命があって、はじめて私たちは生きていられるという事実を今一度思い起こせば、人類の行動は自ずと変わっていくように思うのだが。』
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