2024年3月12日
生活はどうあるべきか?昔と現在との違いを見てみたい(9)
現在は、国際化が進み、様々な面で生活レベルは向上しました。しかし一方で、人々は国際金融市場の動向に日々振り回され、競争が激化している環境に置かれています。このような状況下では、心の平穏の拠り所を意識し、大切にして生活していくことが重要ではないかと思います。
『昔)固定金利制度を各国が採用していた時代、国力の差はあったものの、各国内の景気は比較的安定していた。市場としては変動金利制度に比べ閉鎖的であり、限定的であった。ただ、現在のように世界の株式や為替の変動に振り回されるようなことはあまり多くなく、落ち着いて仕事を進めることができ、人々のストレスは比較的小さかったように思われる。
現在)変動金利制度が一般的となり、また貿易の自由化などで国際的な障壁が縮小し世界がいろいろな意味で近くなったこと、さらにそれに伴って人々の生活が豊かになったことは良かった。しかし一方で、国際金融市場の動向に日々振り回され競争が激化してきたことに伴い、地道な仕事だけでは生き抜いていくことが難しい時代になっているのではないかと危惧する。人々は日々ストレスを受け、必ずしも落ち着いて仕事ができる環境ではなくなりつつある。どのような形が望ましいかまでは分からないが、精神的には心の平穏を取り戻せるような環境を、どこかに求めていく必要があるのではないだろうか?』
『近年、生活は便利になったが、一方で心の余裕を保ちながら仕事を着実に進めることが難しい社会になってきたように見える。人はみな生まれた時代と折り合いをつけて生きていくしかないものの、その中でも大切な心の平穏の拠り所をどこかに見出していく必要があるように思う。』
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