2024年3月9日
生活はどうあるべきか?昔と現在との違いを見てみたい(6)
どのような食材を摂るのが良いかという原点に立ち戻って、私たちの食生活について見直す必要があるのではないかと思います。もちろん技術革新によって、多くの女性の社会進出には間違いなく良かったのですが、健康の維持という大切な視点を意識して生活していく必要があるように思います。
『昔)買い物はその日の夕方までにお店に出向き、購入し、新鮮なものを食べた。売り切れや期待していた食材が入らない時も頻繁にあった。冷蔵庫もようやく登場してきたが、冷凍庫に食べ物を保存しておくという考え方はその当時はほとんどなかった。このため冷凍食品だけでなく、防腐剤などケミカルの使用もほとんどなかった。つまり新しいものをすぐに食べないと腐ってしまったのである。
現在)今や冷蔵庫はどの家庭でも備えられており、冷凍食品も数多くある。防腐剤などの食品添加物も多く使用されているので、新鮮なものを買わなくても保存食さえあれば生活できる時代となっている。技術革新が生活の多様化を生み出し、また生活様式も豊かに変えてきたといえよう。特に多くの女性の社会進出には間違いなく良かった。しかし、一方で人々は多くのケミカルを含んだ必ずしも新鮮とはいえない食物を頻繁に口にしている。これは見方を変えれば、健康維持にはとてもマイナスとなってしまっているともいえるだろう。ただ、医学の進歩などによりそれでも平均寿命は延びてきてはいるが、それがほんとうに正しい姿であると言えるかは、一度冷静に考えてみる必要があるかもしれない。科学技術の進歩で新鮮な食品でなくても食べられるようになったため、結果的に健康に必ずしも良いと言えない食物を多く摂取することになってしまったようにも思うが、食料不足の時代にはこうした技術は不可欠なのかもしれない。』
『もう一度どのような食材を摂るのかという原点に立ち戻って、食生活については見直す必要があるのではないかと思う。技術革新を活かしながら、私たちの生活をどのようにしていくのが良いか、改めて考えていく必要があるのではないかと提言したい。』
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