2024年3月8日

生活はどうあるべきか?昔と現在との違いを見てみたい(5)

きれいな水とおいしい空気、新鮮な食べ物という視点で見ると、環境は悪化してしまいましたが、すべての人々が様々な機会を持てる社会になってきている点はとても良かったと思います。大切なことは良いところを活用しながら、どのように健康に留意するかについて考え、対応していくことではないかと思います。

『昔)外で遊んでいても気持ちが良かった。空気も新鮮で、井戸水もいつも冷たくおいしかった。野菜には虫が付いていることもあり、また時として形も不揃いであったが、瑞々しかった。その時々における新鮮なものを摂っていた。長期間保存することはほとんどなく、その日に買い物をしてその日のうちに食べるのが日々の日課であった。
現在)外では光化学スモッグやPM2.5の汚染が時々観測され、空気も必ずしもきれいとはいえない。水もミネラルウォーターを購入して飲むことが多くなった。野菜はほとんど形の揃ったものが店頭で売られ、またこれまでは手に入らなかったような外国産のものを含め、どのような種類のものでも季節を問わずかなりのものは常時揃うようになった。しかし中には、旬であるおいしいものがよく分からなくなってしまった野菜もある。冷凍食品がどこでも簡単に手に入り利便性は向上したが、他方、新鮮なものを食べる機会がめっきり減ってしまったように思う。ただ、男女平等の考え方が定着し始め、共働きを支える技術革新が進んだこと、そしてそれに伴い経済成長が進んだことは良かったといえるだろう。』

『きれいな水とおいしい空気、新鮮な食べ物に囲まれていた時代は、残念ながら都会では手の届きにくいどこかに消え去ってしまったように思えてならない。一方で、現在、すべての人々が様々な機会を持てる社会になってきたことはとても良かった。いずれにしても何を優先する必要があるかを考える時に来ているように思う。

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